■ これからスキーを始めたいけど、どうやってスキーを選べば良いかわからない
■ 久しぶりにスキーをやるが、昔のスキー板と全然違う
■ 今のレベルに合ったスキー板が欲しい
と、思っている方へ。
自分がまずはどんなスキーを目指すのかによって、選ぶスキー板は変わります。
スキー板の種類は、おおまかに言うと、
■ 基礎用(デモ用とも呼ばれます)
■ 競技用
■ モーグル用
■ フリーライド用
■ オールマウンテン用
に分かれます。それぞれのスキーの特徴について記事を書いています。
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基礎用のスキー板の特徴
オガサカ ユニティ U−OS/1 | |
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オガサカの基礎スキー用の板です。上級者用。 ユニティの中では最上級モデルで、オガサカのフラッグシップモデルとなっています。オールラウンドタイプ。 |
一般のスキーヤーなら基礎用のスキー板をチョイスするのがベストです。一番多くの人に使われているのが基礎用、オールラウンドタイプのスキーです。
現在主流となっている基礎用のカービングスキーは、オールラウンドタイプで長さが165cmくらいのものが主流です。
カービングスキーはサイドカーブ(板のくびれ)がきつく、板がずれにくい為、高い滑走性能があります。乗っていて、かなり気持ちがいいです。
その反面、板がずれにくいと体への負担は大きくなりますが、フレックス(たわみ剛性)、トーション(ねじれ剛性)が弱いと適度にスキー板が「逃げて」くれますので、スキーが遅い反面、体への負担は軽くなります。
初心者〜中級者レベルの方、体力に自信のない方でしたら、柔らかめの板をチョイスしましょう。あまり硬い板だと疲れやすいですし、上達の妨げにもなります。
初心者にはサロモンやオガサカ、ヘッドなどしっかりしたメーカーの製品で、初心者〜中級者用の基礎用のカービングスキーが良いと思います。間違ってもSLやGSなどの競技用の板など選ばないように!
また、スキー場には整地されたバーンもあれば、アイスバーンやコブ斜面、春スキーにありがちな悪雪など様々なシチュエーションがあります。 基礎用オールラウンドスキーなら大体どんなシチュエーションでも滑る事ができます。
基礎用でも大会に出るような上級者になってくると、オールラウンドではなくて小回り用、大回り用の板を買うようになります。
モーグル用のスキー板の特徴
K2 244〔トゥーフォーフォー〕 |
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K2のモーグルスキー。基礎用のカービングスキーよりは長めの設定です。サイドカーブ(板のくびれ)もカービングスキーよりきつくありません。コブを滑る事に特化したスキーです。
どちらかと言うと、カービングスキーが出る前のノーマルスキーに近い感じです。
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オリンピックなどでモーグルに興味を持つ人もいるでしょう。モーグルの板を履いたとしても、派手なエアーを飛ばなければならないわけでもありませんので、最初からモーグルの板を履くのもありです。
昔のノーマルスキーに形状が近いので、昔スキーをやっていて久しぶりにスキーをやられる年配の方や、体力に自信のない女性の方でしたら、かえってモーグル用の板を履いた方が違和感はないかもしれません。
しかし、コブを滑る事に特化して作られているので、汎用性は低いです。これからスキーを始めようと思う方なら基礎用のオールラウンド系のスキーを選んだ方が良いでしょう。
基礎用のスキーと違うのは、スキーの前の方がかなり柔らかく作られている点です。
基礎をやっている人が、モーグラーの作った縦の溝の様なコブを見て、なんであんな所を滑れるんだ?と思いがちですが、モーグルの板を履いてみれば一発でわかります。
縦コブに入りたい方は一台持っておくのも良いかもしれません。
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競技用のスキー板の特徴
フォルクルRACETIGER SL WC D |
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軽快でキレキレな板です。安定性も良好でした。どっちかというと基礎系に近いような感じもします。
競技用、スラローム用の板。
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競技用のスキー板は、速く滑る事を目的に作られています。競技には、スラローム(回転)やジャイアントスラローム(大回転)、スーパーG、滑降など種目があって、それぞれの競技用にスペシャルなスキー板が存在します。
初心者の方には全くおすすめしません。SL(スラローム)用などの小回り系のスキー板は、初心者にとっては張りが強すぎて扱いづらく、上手な人でもコブに入っていくのは難しいです。
GS(ジャイアントスラローム)用の板の場合も、高速での安定感を重視していますので板が長くて扱いにくいですし、なかなか曲がってくれません。
逆に中上級になってくると、オールラウンドの板一台だと何となくもの足りなくなってきます。
競技をやってなくても、一台くらいはスペシャルな板を持ちたくなります。特にキレッキレのSL板なんかはショートターンがキュンキュン回ってくれて楽しいです。
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フリーライド用のスキー板の特徴
ARMADA EDOLLO |
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ハーフパイプやパークなどに入って遊ぶためのスキー。前と後ろが反り返った、いわゆるツインチップと呼ばれるタイプのもの。
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オリンピックで正式競技となった、スロープスタイル、ハーフパイプに使われるスキー。
後ろ向きで滑ったりもするので、前後が反り返っています。いわゆるツインチップと呼ばれるスキーです。
グラトリをやったり、パークやパイプに入りたい人はこのタイプを選びます。ハーフパイプを楽しみたいとか、かっこよくエアーを決めたいとか、そっち系のスキーがやりたい人が履く板です。ただ、それ専用なので、滑走スピードはあまり出ません。
白馬47あたりへ行くと、フリーライドの板を履いたスキーヤーがとんでもない技を繰り広げていて、一瞬自分の目を疑ってしまいます。基礎の板でパイプやキッカーへ入るのはかなりつらいと思います。重いですし。
オールマウンテン用のスキーの特徴
K2 PINNACLE 95 ti |
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k2のオールマウンテン用スキー。
深雪、パウダー、非圧雪を滑る為のスキーです。幅が広い作りになっています。 |
最近、バックカントリー流行りですね。
先日、NHKで、日本のパウダースキーを滑る為に、八甲田や白馬やニセコに外国人がいっぱい来ているという番組を見ましたが、スキーヤーにとって日本は恵まれていると思います。
オールマウンテン用のスキーは深雪を滑っても浮かび上がりやすいように幅が広く作ってあるのが特徴です。
私も以前、ニセコに行った時に、腰まで浸かるパウダーを経験しましたが、そのレベルだとこういうスキーが必要でしょう。
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