休憩終わりに「スキー板がない!」その顛末【スキー盗難に注意!】

休憩終わりに「スキー板がない!」その顛末【スキー盗難に注意!】

先日スキーに行った時の事です。お昼過ぎの休憩終わりに自分のスキー板がなくなっていて、夕方までセンターハウス周辺や駐車場をうろうろ探していたという事象が発生しました。

 

盗難だと思い込んでいたのですが、結果取り違えでスキーは還ってきました。その顛末についてご報告します。

 

 

スキー板を見失った時の状況

 

その日、妻と休みを合わせて夫婦で鷲ヶ岳スキー場に来ていました。平日だったので土日ほどの混雑もない、駐車場も半分くらいしか埋まっていないような日でした。

 

お昼過ぎに妻に足が痛くなったと言われたので、スキーをセンターハウス前の板置き場に立てかけておきました。

 

1時間くらい休憩を取り、再度滑ろうと思って、自分の板が置いてあるところに行くと、

 

「あれ?板がない・・・。」

 

自分の板もないし、ストックもありません。最初は置き場所を勘違いしているのかと思って周辺を見まわしましたがやはり自分の板がありません。

 

盗難か?まさか・・・。スノーボードは盗まれるかもしれないけど、スキーが盗まれるなんてありえないと思いました。

 

板は自分の板を息子に譲った事もあって暫定的に使用しているオガサカのks−GP01でした。

 

状態はほとんど傷もなくきれいな板でしたが、もう7年くらい前の板で、最新の板ならともかく、そんな板が盗まれるなんて思いもよりませんでしたし、第一スキーを始めてから30年近くなりますが、今の今までワイヤーロックを使った事も一度もありませんでしたので、盗まれるなんてこれぽっちも頭になかったのです。

 

スキー場で、「ただいまスノーボードの取り違えがありました。メーカーは・・・」というような放送は良く耳にしていて、取り違えって言うけど盗まれたな・・・。って思う事はしょちゅうあります。

 

 

奥美濃は9割がスノーボーダーで、スキーヤーは年配者が多いという環境があり、「スノーボードは盗まれてもスキーは盗まれない」とタカをくくっていました。

 

インフォメーションに行って状況を伝えると、取り違えられた可能性があるので放送で呼びかけてみるとの事でした。

 

「こういう事ってよくあるんですか?」と聞くと、「スノーボードは盗まれる事がありますけど、スキーの場合は取り違えられることが多いですね。」との事でした。

 

自分の板(オガサカKS−GP01)は今どき使っている人は少数だし、取り違えられるなんて事がありうるのだろうか?と甚だ疑問でした。

 

恐らくはスキー用具に詳しくない泥棒がネットで売りさばこうとして盗んでいったんだと思っていました。

 

ただ見つかるのを待っていても仕方がないので駐車場を探しに行き、怪しい人物がいないか見て回りました。

 

この時点で1時間ちょっとくらいが経過していました。

 

偶然巡回中の警察官と出会う

 

駐車場を見回っても怪しい人物がおらず、センターハウス前で監視をしていたところ、遠目に板を2本担いでいる人物を発見し、まさかと思って近づいて行ったところ、その人物に声をかけている人がいました。

 

巡回中の警察官でした。どうやら2本板を担いでいる人が(奥美濃は)珍しいので声掛けを行っていたみたいです。その人が担いでいたのは私の板ではありませんでした。

 

 

職質(?)中に後ろから、「あのー、すみません。スキー板が盗まれたみたいなんですけど。」と声をかけたら、警察官もちょっとびっくりしたような感じでしたが、一緒に探してくれるとの事。

 

「まずは現場に行ってみましょう。」と言われ、やっぱり捜査の基本は現場か〜と妙に感心しつつ現場に向かいました。

 

警察官:「スキーってどんな特徴ですか?」

 

と尋ねられ、

 

私:「機種はオガサカのKs−GP01です。長さは165cm、色は赤、白、黒で、ビンディングはマーカーで赤・白、ストックはシナノの伸縮できるタイプのもので黒色です。」

 

と言うと、

 

警察官:「ふむふむ。〇〇さん(私の名前)。ちょっとこれを見てください。ここに〇〇さんの今おっしゃった特徴の板がありますよね。これと取り違えられた可能性があります。」

 

私:「え〜〜〜?そんなことってあります?確かに色は赤と白でストックも黒っぽい色ですけど、長さも156cmって書いてありますし、見た目は全然違いますよ。第一に持った感じ重さも僕の板の方がかなり重いし、どう考えてもこれと間違えられるなんて事ないと思いますよ。」

 

警察官:「いや、ここに置いてある板って番号が書いてあるでしょう?これってレンタルの板なんですよ。自分の板を間違える人はあまりいないと思いますけど、レンタルをする人って、借りたのがどんな板かなんてはっきり覚えていないもんですよ。」

 

 

私:「いや、でもビンディングの形もまるで違いますし、ストックも黒いのが同じってだけで、レンタルのストックって盗まれない為にわざとダサいの使っているので、間違えられるなんてありえないと思うんですよ。第一足の大きさが違っていたら板履けないと思うんですけど。」

 

警察官:「そうですね。ここに板が置いてあるという事は、偶然自分の足のサイズに合って、今〇〇さんの板を履いて滑っている可能性もあると思います。とりあえずレンタルショップに行ってみて、この板を借りている人に連絡を取ってもらいましょうか。」

 

と言われました。半信半疑でしたが、確かにレンタルしている人なら間違える可能性もなくはないかも・・・。私は警察官と共にスキー場内にあるレンタルショップへ向かいました。

 

警察官がショップ店員に事情を説明してくれ、その番号の板を借りた人にコンタクトを取ってもらいましたが、滑っている最中なのかコールに応じなかったので、連絡があるまで待つことにしました。

 

警察官:「レンタルの人が気づくとしたら、ショップに返却する際でしょうね。返却時間って何時ですか?」

 

ショップ店員:「うちは18:00です。」

 

と聞き、昼の2時から探し始めてこの時点でもう4時近かったのでもううんざりという気分でした。

 

警察官:「とりあえず私がセンターハウス前で見張っていますので、〇〇さんは中で休んでいてください。寒いし風邪でも引いたらいけないので。」

 

と言われましたが、私の為に申し訳ないので、一緒に見張りますと言ってまた現場に戻りました。

 

見たら、確かに例のレンタルの板がそのままの状態で置いてある。ずっと昼2時くらいから休憩中なんて事は多分ないと思うし、やっぱりこの板を借りた人が怪しいのかもしれないという気になってきたところへ、警察官のもとにショップから連絡がありました。

 

警察官:「板を借りた人に確認を取ってもらったら、どうやら間違ってないと本人は言っているみたいです。」

 

私:「そうですか。そりゃそうですよね。やっぱり盗まれたんですかね。もうあきらめて返ります。」

 

警察官:「お力になれず済みません。」

 

私:「ありがとうございます。まぁ良いですよ。どうせ古い板だし、保険には入っているけど古すぎて保険金もそんなに出ないだろうし、ただ週末にも行くつもりなんで、それがいけなくなるのが困るなぁっていうくらいなんで。」

 

警察官:「そうですか。もし今日出てこなければ、最寄りの警察署へ行って盗難届を出してください。レンタル板を借りた人が今日ここのホテルに宿泊しする人みたいなので、私が念のため確かめてきます。」

 

スキーが見つかる

 

帰り支度を始めました。妻はその間、ずっとセンターハウス内の食堂にいて、昼の2時から滑らず終い。午前中はずっとスキーを教えていて、楽しい休日を過ごすはずだったのに。

 

帰りは温泉に入って帰る予定だったのが、仕方がないからこの足でスキーを買いに行くかと話していたところに警察官から私の携帯電話に連絡がありました。

 

警察官:「〇〇さん、〇〇さんの板ってオガサカで、GP01って板でしたよね?ストックはシナノの黒でしたよね?」

 

私:「はい。」

 

警察官:「見つかりましたよ!」

 

私:「え〜〜〜!?本当ですか?」

 

警察官:「やっぱり例のレンタルの人でした。私今ホテルの前に立ってますので板を取りに来てください。」

 

ホテル前に行くと、警察官が私の板とストックを持っていました。そこに、浴衣姿のおじいちゃんが立っていて、警察官が、取り違えたのはこの人ではないけれど、一緒に滑りに来たグループのリーダーの人と紹介してくれました。

 

何でも、板を取り違えたのは74歳のおじいちゃんだったそうです。2時頃に食事してから滑ることなく上がってしまったそうで、私の板を間違えてホテルの自分のロッカーに運んでしまったんだそうです。

 

私の板を履くことがなかった為、パッと見同じような板を持って行ってしまったと。とても同じ板には思えないのですが・・・。

 

警察官がその人のロッカーを見せてもらって発見したのだそうです。

 

昼の2時から今の今まで板を探し続けて、文句の一つも言いたくなります。妻と休みを合わせて楽しむ予定がこんな事態になってしまい、せめて一人分のリフト券代は弁償してもらって示談成立となりました。

 

警察官は最後に奥さんにも一言挨拶したいと言ってわざわざ車のところまで来てくれて、

 

「今日は大変でしたね。こういう事もありますので、今後はワイヤーロックするなどして用心して頂いた方が良いかもしれませんね。ではお気をつけて。」と言われました。

 

郡上警察はかなり優秀です。本当に助かりました。偶然巡回中の警察官に出会わなければスキーが帰ってくる事はなかったでしょう。

 

今回の顛末で思った事

こういう事態があって、ワイヤーロックをするようになるかと言うと多分なりません。今回思ったのは、やはりスキーが盗まれるのは、奥美濃ではなかなかあり得ないのかなと。

 

しかし取り違えられる事は現実にありうるんだという事が良くわかりました。

 

昔よくやっていたのが、休憩中に板を置いておく際に、友人の板と片方ずつ組み合わせて置いておくとか、その程度で十分なのかなと。

 

あとは自分の名前を書いておくとか、ステッカーを貼っておくとか、でしょうか。

 

でも今回、間違えたのが74歳の老人ですからね。名前書いていても効果があったかどうか。うちの母親も70代なので思うのですが、全くものが見えてないんですよね。

 

これからスキーヤーがどんどん高齢化していきますので、それには注意を払った方がいいかもです。

 

スキー

 

↑画像のスキーが私の板(真ん中)。オガサカKs−GP01。違う日に撮影したもの。上が私の友人のスキーでフィッシャーのスペリオールですが、これも人に寄ったらよく似た板と言う事になるのかも。

 

スキー

 

↑これが私の板と間違えられた板と同じフォルクルのレンタル板(一番上)。間違える人には同じに見えるのだろうか?ちょっと理解に苦しみます。あれ以来、この板と同じところには置かないようにしています。

 

 

 

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