ワックスはどうやって選ぶか?
HOLMENKOL ウルトラミックス ブルー |
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雪温-14℃〜-20℃で使います。雪質は湿雪から乾いた雪をカバーします。岐阜のスキー場ではあまり使いませんが、たまにハイシーズンの八方へ行ったりすると、これじゃないとダメな時があります。 |
HOLMENKOL ベ−タ ミックス レッド |
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ホルメンコールの赤いワックス。ベ−タ ミックス レッド。岐阜のスキー場では一番汎用性が高いワックス。シーズンで一番使うワックスです。湿雪から乾いた雪 -4℃〜-14℃で使います。 |
HOLMENKOL アルファミックス イエロー |
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ホルメンコールの黄色いワックス。湿雪用。雪温0℃〜-4℃。春スキーとか、ベタ雪の時に使うワックスです。粘度が高く、ネバネバした感じです。 |
スキーのワックスは、気温や雪音によって使い分ける必要があります。
ワックスなんて、塗ってさえいれば何でも同じじゃないの?と思っている方もいらっしゃると思いますが、全然違います。
スキーのワックスは、雪面温度で色分けがしてあります。ホルメンコールの場合ブルーとレッドとイエローとか、ガリウムだとグリーン、ブルー、バイオレット、ピンクとか。
ホルメンコールのワックスの場合、雪温が低い順にブルー、レッド、イエローで対応します。
粘度はブルーが硬く、イエローは柔らかくて触るとネチャネチャする感じです。レッドはその中間です。
マニアックな人は、レッドとイエローを混ぜてホットワクシングするとか、自分なりのカスタマイズをやったりしています。
私の場合、岐阜県のスキー場で滑る事が殆どなんですが、ハイシーズンは殆どホルメンコールのレッドを使用しています。
3月からは専らイエローで、青を使う機会など殆どありません。
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ところがある日、信州のスキー場に遠征した時に、ワックスが合わずに全くスキーが滑りませんでした。
おかしいなぁと思って、また入念にワックス(レッド)を塗ったんですが、全然ダメ。
その時気温はかなり低く、マイナス10度を下回っていました。ワックスが完全に合わず、スキーの滑走面に、雪が氷結してくっついて、前方向から抵抗があり、恐ろしくてスキーが全く楽しめなかったです。
ワックスが完全に合わなくて、その時に、雪にワックスを合わせないとダメなんだという事がわかりました。
とは言え、いつも滑るところが決まっていれば、大体は1つか2つで済むと思います。
検定を受ける人は、検定当日にどんなコンディションになっているかわかりませんので3種類持っていた方が良いと思います。
ワックスを生塗りする場合
私は普段ベースワックスをアイロンでワクシングして、滑る前に滑走ワックスを生塗りしています。スキーに固形ワックスを生塗りする時、塗った後にコルクを使ってワックスを伸ばしていきます。
ここでよく、コルクの面を使っても良いですが、コルクの角を使って力強くすりこんでいきます。コルクを使った後で、フェルトで磨くとさらにきれいに仕上げる事ができます。
注意したいのは、粘度の高いイエローワックスを使用する場合、フェルトが簡単に目詰まりしますので、イエローを塗る場合、フェルトは使わないほうが良いと思います。
ホルメンコール フィニッシュコルク |
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ホルメンコールのコルクですが、フェルトも付いているので大変便利です。 |
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